メトリック アラートの発報タイミングについて

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  • 2021/09/30 ブログ公開
  • 2025/12/29 最新情報に更新

こんにちは! Azure Monitoring & Integration チームでサマー インターンシップをしている、中条 夢佳 (チュウジョウ ユメカ) です。
「Azure Monitor で VM の監視ができるのか、よし、じゃあ実際にメトリック アラートを設定してみよう! ・・・あれ? なんか思っていた動作と違うような?」
こんな方に読んでいただきたい記事です!

目次

メトリック アラートが発報されるタイミング

メトリック アラートは既定でステートフルとなっています。ステートフルとは状態が変化した場合のみ通知するということです。

まず、条件を満たした場合にはアラート (Fired / Triggered 等) を発報します。その後の評価で、同様に条件を満たしていても、アラートは発報しません。次に、条件を満たさなくなった場合には再びアラート (Resolved) が発報しますが、これは 1 回条件を満たさなくなった場合ではなく、3 回連続で条件を満たさなくなった場合に発報します。

なお、 既定ではステートフルと設定されていますが、これをステートレスに変更することも可能です。こちらの設定方法については、下記の弊社公開情報をご覧ください。

Azure Monitor のメトリック警告に関する問題のトラブルシューティング - 条件が満たされるたびにメトリック アラートがトリガーされるわけではありません
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-troubleshoot-metric#the-metric-alert-isnt-triggered-every-time-the-condition-is-met

“ルックバック期間” と “確認する間隔” って何?

メトリック アラートのアラート ルールを設定する際に、ルックバック期間と確認する間隔という評価基準の値を設定しますが、これって何が違うの? 何で 2 つも時間を設定しなきゃいけないの? と感じた方もいらっしゃるかと思います。
言葉の定義としては “ルックバック期間” は「1 回の評価を行う際に評価の対象となる期間」を表し、”確認する間隔” は「何分おきに評価を行うか」を表します。

ここで、メトリック アラートを使用した場合の動作の例を示します。
「ルックバック期間を 5 分、確認する間隔を 1 分、 CPU の使用率の最大値が閾値 70% 以上」 というアラート ルールを設定した場合、直近 5 分間における CPU の使用率のデータを、1 分おきに評価します。Azure Portal でアラート ルールの条件を設定する場合は以下のような画面になります。

アラートの動作としては、1 度でも直近 5 分間における CPU 使用率の最大値が 70% 以上になった場合に、アラート (Fired / Triggered 等) を発報します。引き続き、1 分おきに評価を続け、3 回連続で直近 5 分間における CPU 使用率の最大値が 70% を下回った場合に、アラート (Resolved) を発報します。

下記に示すのがアラートの動作の例です。

0:06 時点で CPU 使用率の最大値が 70% を超えたため、0:06 にアラート (Fired) が発報されます。次に 0:10 時点で CPU 使用率の最大値は 70% を下回りましたが、この時点ではアラートは発報しません。その後も評価を続け、3 回連続で直近 5 分間の CPU 使用率の最大値が 70% を下回った 0:16 時点で、アラート (Resolved) を発報します。

メトリック アラートの詳細につきましては、下記の弊社公開情報をご覧ください。

適切な種類のアラート ルールを選択する - メトリック アラート
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-types#metric-alerts

まとめ

以下の 3 点についてご理解いただけたでしょうか。

  • メトリック アラートは状態が変化した場合のみに発報すること
  • 条件を満たすとアラート (Fired / Triggered等) を発報し、3 回連続で条件を満たさなくなった場合に、アラート (Resolved) を発報すること
  • “ルックバック期間” と “確認する間隔” が表す意味

本記事がご理解の助けとして、お役立ていただければ幸いです。

以上、メトリック アラートの発報タイミングに関する詳細についてお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。